セレブ宮殿スタッフ鈴木です。
近年秋のイベントとして定着しつつある「ハロウィン」
10月31日のハロウィンはもともとはケルト人(古代西ヨーロッパの民族)のローカルな風習でした。
それはケルト人にとっては10月末が1年の終わりとされており、一年の終わりには死者の霊が家族を訪ねてくと言うものでした。
そして秋は収穫祭でもあるのです。
同じようなことは日本でもありますよね、「お盆」と「秋祭り」とそして「大みそか」が。これらが一度
にやって来たようなもの。とお考え頂ければ結構です。
現在では欧米諸国に広がる一大仮装イベントとしてのお祭りとして、定着しているのです。
さて、どんなことをするかというと。カボチャをくりぬいたランタンを持ち、魔女やオバケに仮装した子どもたちが「トリック・オア・トリート」と唱えて近所の家を訪ねてまわります。
これは、「お菓子をくれないといたずらするぞ」の意味なんです。
ハロウィンの経済効果と展望
一言で言うと、「ハロウィン特需」は空白の商戦期間のキーワード! なんですね。
ハロウィンは仮装イベント以外にも経済的に強い影響を発揮しているんです。考えて見てください。
先ずはアメリカの例ですが、アメリカではすでに経済にもたらす影響は、以下のような数字に現れています。
こんな数字が驚きと面白さを生むほどです。
2013年の全国小売連盟予想では、ハロウィンに使われる総金額は、68億6000万ドル(約5196億5760万円)と言っており、その額を見れば途方もない額に思えますが、1人当たり約75ドルです。こうなると身近な数字ですよね。1ドル80円としても6,000円それでもアメリカ全体で約70億ドルにのぼるということはどれだけ多くの人が居るのか驚かされますね。
そのアメリカの内訳は
約37.1% コスチューム費用
29.8% お菓子
28.0% 装飾費用
5.1% その他(グリーティングカード)
と予想されています。
日本について考えると、日本のハロウィン文化は2000年後半以降定着しだしました。きっかけは
「東京ディズニーランドが1997年からの『ディズニー・ハロウィーン』に寄って認知度が上がって行ったのです。覚えてますよね。
2006年に江崎グリコが、2007年にロッテは2008年に森永製菓がハロウィンのパッケージで販売したのです。
そして英語教育の低年齢化により言葉と文化が加速的に拡大してその認知度はほぼ100%に近い状態で、経済効果も成長してきました。
とはいえ日本での規模としては、クリスマス、ホワイトデー、バレンタインデーなどには遠く及ばないのが現状です。
先程の東京ディズニーランドの「ディズニー・ハロウィーン」を筆頭に、テーマパークや雑貨店などでハロウィンにちなんだ催しが普通に行われる様になりました。
また、ハロウィンの仮装も広く受け入れられるようになりました。
とは言っても、海外の様におどろおどろしい仮装はほとんどなく、魔女や動物のかわいらしい仮装が中心となっていて、すでに日本流にアレンジされていると言えます。
外国文化を自国のものにするのはお得意ですよね。
こんな数字もあります。
ネット通販の楽天市場では2013年9月のハロウィーン関連売り上げが2012年の1.7倍、
11年の3倍に達した。と報じられました。
2013年は全国でハロウィーン市場は1000億円を超え、ホワイトデーが約640億円、
バレンタインデーが約1300億円とすでにメジャーとなっている行事に肩を並べています。
そして、ハロウィン効果は、今までの子供に対する売上から、一部のセレブのパーティーや仮装ファン以外に一般の飲み屋から直接関係の無いお店まで巻き込んでますます成長する可能性があります。
つまりなんでも良いんですが、「もともと秋は商戦としてぽっかりと空いていたため、ハロウィンでビジネスを仕掛けたいと考えている企業は多くあり。
夏のボーナス商戦や冬のクリスマス商戦の谷間となっている時期だけに、大いに成長を期待しており、まだまだ成長するチャンスがあふれています。