宮殿スタッフ鈴木です。 昔からガチガチの文系人間で、PCもほぼ独学で何とか使いこなせて るような状態です。 文系少年だったころから「平家物語」(確か中学ででますよね)の 冒頭の世界観が好きで今でも暗記しているほどです。 では、ちょっとご紹介。
原文
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
現代語訳(口語訳)
祇園精舎の鐘の音には、すべてのものは常に変化し、 同じところにとどまることはないという響きがある。 沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰える という道理を表し ている。 思い上がって得意になっている人も、その栄華は長くは続かな い。 それはちょうど、(覚めやすいと言われている)春の夜の夢の よう である。 勢いが盛んな者も最終的には滅んでしまう。まったくもって風 の前にさらされて散っていく塵と同じである。 まぁなんとも…まさに「無常」な世界観といいますか、達観して いますよね。 今になって思うのですが、このフレーズが好きな中学生って… 嫌なガキですよねww 最近つとに思うのは 「人間万事塞翁が馬」 も好きな言葉でして…意味は 「人生における幸不幸は予測しがたいということ。 幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、 安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。」 ですね。 本当、既に過去になりつつある東北での震災被害、神戸の震災、 御岳山の噴火…どれにも遭遇はしません でしたが、今ある命を大切に人生「なるようにしかならない」 くらい気楽に日々楽しく過ごせたら幸せなのかもしれませんね。